来年度の教室実施日数変更について
この時期になってしまったご案内で恐縮ですが、来年度（4月から）の授業実施日数と実施曜日についてご案内します。
実施回数と曜日の変更
これまで2年間、原則週4日の実施を続けてきましたイコルバ！個別指導スクール（4月から改称）ですが、4月から週3日に変更となります。
水曜／金曜／日曜に実施
また、実施曜日が以下の通り変更になります。
コマ数やコマの時間などに変更はありません。
変更理由や経緯の説明
上記変更については紆余曲折、私たちプロジェクトメンバーの間でもたくさんの話し合いがなされた結果導き出されました。
特に実施回数の減少については、批判の的になる可能性も考えますし、子どもたちにとってマイナスであることも考えましたが、私たち教室を実施する側の視点と、一部の生徒との簡単な相談で得られた声を踏まえた結果の決断です。
週4日実施へのこだわり
私たちが週4日実施することにこだわっていた最大の理由は、「連休がない」状態にできることでした。子どもたちが、「そうだ、今日はイコルバ！で勉強しよう！」と思った時に、たまたま開いていない日だったら残念に思うでしょう。しかし、週4日で実施していれば、最低でも翌日には教室が開いています。このことへのこだわりは非常に強かったため、今年度まで頑張って維持して参りました。
一方で、生徒の参加数の統計を冷静に見た時、週4日開けている必要性に疑問があったというのも隠せない事実です。
残念ながら、2022年度200回以上教室を開け続けた中で、誰も生徒が来なかった日が20日以上ありました。これは10%を超える数字ですが、その中でも特定の曜日が「生徒が来なかった日」として顕著であったことにも注目し、生徒たちが「来たい」と思った時に開いている教室であることへの理想と、現実的な需要とのバランスを見つめ直した結果、週3日が落とし所ではないかという結論に至りました。
中には週4回通っていた生徒もいますし、私たちがこだわった、連休がないことへの安心感を感じていたという生徒の声もあったため、苦渋の決断となりましたが、私たちが営利事業としてこの教室を実施しているわけではないことも今回の決断には影響しており、先生を務めるメンバーが気持ちよく参加できることも企画チームとしては考慮しなければなりません。
先生（運営者）と、生徒、それぞれの希望や要望、必要と不必要を検証・検討した結果、とりあえず週3日への以降を決断しました。
支援の終了
2022年度はありがたいことに複数の助成金、支援金を受けることが叶い、その予算もあり、授業無料化を実施したり、授業料の引き下げも叶いました。
しかしこれらの予算は年度ベースであり、また、多くが「立ち上げ支援」という形で、永久にいただけるものではありません。さらに、実施状況の報告から、不要な支援と認識されることもあり、私たちは現時点でこれらの助成金や支援金をいただく対象となっていません。
これらの支援がなくなることも実施回数を減らさざるを得ないことにつながったのは、事実として公表いたします。
必要が認識されれば回数増も
とはいえ、これは2023年3月時点での認識の上での決断であり、私たちは常に、「いま、できること」を見つめ、実施し続けている団体であることから、新たに再調整ということはいつでもあり得ます。それこそ、5月から新たな変更ということも十分あります。
つまり、生徒から「もっと勉強したい」が感じられた場合は再度週4日に戻す可能性もありますし、必要によっては5日にするかもしれません。逆にいうと、必要がないと感じた場合2日に減らす未来もありえるといことです。
実質値上げか？
週4日実施の本年度までと、3日に減った来年度も通い放題コースの場合利用料金は変更しない方針です。つまり、通える量が25%も減ったのに、値段は同じ、ということで実質値上げという意見があるかもしれません。
その点については、上記にもありますように、支援金等がなくなったことと、世のあらゆる値段が高騰していることから、むしろプロジェクト側としては負担が増していることをご理解いただければと思います。
私たちは、学習支援という形で、非営利の活動として教室実施していることから、「なぜ利用料を取るのか」という意見がたまに上がります。確かに世の中には完全無料で実施している支援教室がたくさんあることは知っています。それが子どもたちにとって助けになっていることも認識していますが、私たちは提供しているサービスや学びの質についてそれを利用される生徒の皆さんにとって十分価値があるものであるというプライドを持って活動しています。
私たちは常に資金面でチャレンジが続いており、上記の通り来年度はより負担が大きくなる見通しです。
そのため、教室実施日数を2日に減らす案も出たし、実施自体をやめる考えもありました。
しかし、現在来ている生徒たちが「イコルバ！じゃないと」と言ってくれたことや、私たち自身もこの活動から学びを得たり、成長できる経験を得られていることなどを総合的に考え、実施継続に踏み切ったという形です。
通い放題の場合月10,000円という負担は家庭によっては簡単ではないかも知れません。そう言った家庭の事情があっても子どもたちが学べる場所を作ることを私たちも常に目指しています。しかし私たちにも限界はあり、その限界を突破していく力になるのは、「子どもたちが勉強したい！という姿を見せてくれること」に他なりません。
もし経済的なチャレンジがあり、今回の決定により学びの機会がなくなってしまうということがあるのであればいつでもご相談ください。私たちにできることが皆様の求めるものと一致するかは分かりませんが、人と人の心と心でどんな困難にも打ち勝っていきたいと思っています。
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